OK:私の視点から馬路村の生産業をイメージすると、村とか田舎があるんですね。それは大事ですか?
東谷:そうです。都会のまねはしたくない。田舎を売るということやから。手作りであったり、おじいちゃんおばあちゃんがゆず作りをしていたり、子供が元気で遊んでいたり。そういうようなものを大事に情報を出していきたい。
OK:都会のゆず商品の会社よりも馬路の商品の品質は高いと思いますか?
東谷:もちろん!生産から、1次加工、最終製品に仕上げる2次加工まで、すべて自分たちでできるから。メーカーは原料加工というのが多分できない。生産をしていないから原料を買うところから始まる。馬路はゆずの生産現場から製造現場まであるから有利。
OK:馬路の工場を都会へ持っていったらどうですか?
東谷:やらないほうがいいと思う。この土地や気候や風土や人情というものを売りゆうわけやから。ただ物を売っているということでもないし、人口が1200人の林業の村で地域づくりや村を元気にするということも必要なことやきね。